クレヴィス刊行の“イマ”読んでほしい本を月に1冊紹介する《今月の1冊～This month’s pick～》。 様々なジャンルのヴィジュアル本の中からその月にお勧めしたい1冊を皆様にご紹介！Crevis Online Storeでは紹介書籍を紹介月に限り送料無料でお買い求めいただける特典がございますのでこの機会に是非ご検討ください。

今月の1冊～This month’s pick～

今月は、東京都写真美術館でまもなく開幕となる星野道夫「悠久の時を旅する」展のオープニングイベントにも登壇される今注目の写真家、大竹英洋（おおたけひでひろ）さんの写真集『ノースウッズ──生命を与える大地』（第40回土門拳賞受賞）を紹介致します。

写真集のタイトルにもなっている「ノースウッズ」とは、アメリカとカナダの国境付近から北極圏にかけて広がる地域のこと。大竹さんは大学卒業直後の1999年、夢に見たオオカミをきっかけにこの広大なノースウッズに出会い、以来20年に渡って通い続けてきました。

世界最大級の原生林であるノースウッズには、ムースやカリブー、オオカミにホッキョクグマなど、様々な野生動物が生息しています。

また、森と湖が混ざり合うこの土地では何千年もの昔から先住民による暮らしが営まれ、移動の手段としてカナディアン・カヌーが生まれました。本書はそうしたノースウッズならではの旅の光景を織り交ぜつつ、ゆるやかに季節を追う構成になっています。

写真集にはこの他にも、美しい水鳥たちや森林火災を利用するマツのお話、大竹さんが追い続けるオオカミのことなど、語り切れない魅力がたっぷり。大竹さんの20年の集大成でもある大ボリュームの写真集。ぜひ手に取ってご覧ください。

【本書概要】
大竹英洋写真集『ノースウッズ──生命を与える大地』
サイズ：B4変形（238×240×17mm）
ページ数：216ページ
ISBN：978-4-909532-37-4
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