2007.10.03EXHIBITIONS

写真展「里山 ~未来におくる美しい自然~」

四季折々に違った表情を見せる田園風景やその土地に根差した人々の暮らし。そこには、どこかなつかしい日本人の心の原風景ともいえる景色が広がっています。田んぼを中心として、雑木林や小川などが点在し、人と自然が上手に共生している環境を「里山」とよびます。写真家・今森光彦は、琵琶湖をのぞむアトリエを拠点に、琵琶湖湖畔の「里山」に生きる小さな生命たちと、そこに生きる人々の関わりを写真に撮り続けてきました。1995年に写真集『里山物語』によって大きく注目され、2000年の今森氏によるNHKスペシャル『映像詩 里山』は、大変な反響を呼びました。その後もNHKと継続的な取材を続け、『映像詩 里山』シリーズとして放映されています。

本展では、今森光彦氏が見つめてきた「里山での生命のつながり」という静かなドラマを独自の視点で捉えた美しい写真によって構成します。

構成

第一部:『里山 人と自然がともに生きる』
・雑木林の四季
・雑木林、田んぼに暮らす虫たちの世界
・田んぼをめぐる人々の暮らし

第二部:『湖辺 水の流れが育む生命』
・集落にはりめぐらされた編み目のような水路を利用した暮らし その 水路を住処にする生き物たち
・家の中に湧き水を取り入れた「川端・かばた」と呼ばれる独特の仕組み
・ヨシ原・生命のゆりかご(ヨシ原に息づく生き物たち


巡回一覧

2013年

2012年

2010年

  • 9月1日(水)~ 9月13日(月)松坂屋名古屋店
  • 6月1日(火)~ 6月22日(火)コニカミノルタプラザ

2008年

2007年