2019.04.25PUBLISHING

エッセイ集『極北のひかり』
松本紀生

アラスカの原野でひとり、キャンプをしながら写真を撮る。
生き方を模索していた若者が、極北の大自然に飛び込み二十数年。
マイナス四十度の世界でみつけたもの。

太古から季節移動を繰り返すカリブーの大群、
豊潤な苔に覆われた南東アラスカの温帯雨林、
その森にこだまするザトウクジラの息吹、
広大な北極圏原野を埋め尽くす紅葉の大海原、
そして北米大陸最高峰・デナリ山麓氷河上のかまくらで、奇跡のオーロラを待つ。
ときに「冒険写真家」とも称される著者が、マイナス四十度の世界で思う〝生きる〞ということ。
著者初のノンフィクション。

【構成】
序章:埋み火
第1章:北へ
第2章:クジラの季節
第3章:紅の海
第4章:デナリ
終章:再び


  • 1,760円(税込)
  • サイズ:四六判 上製 
  • ページ数:240ページ
  • ISBN:978-4-909532-21-3