2020.11.25EXHIBITIONS

FUJIFILM SQUARE企画写真展 ハッブル宇宙望遠鏡 宇宙の神秘を紐解く30年

NASA(アメリカ航空宇宙局)とESA(ヨーロッパ宇宙機関)の共同プロジェクトとして運用されるハッブル宇宙望遠鏡は、1990年、スペースシャトル・ディスカバリー号により宇宙空間に設置され、今年で30周年を迎えました。

高度約550kmを周回しながら現在も観測を続けるハッブル宇宙望遠鏡は、口径2.4mという大きな鏡を搭載した反射望遠鏡で、私たちが目で見るのと同じ光である可視光を中心とした波長で宇宙を詳しく探る初めての宇宙望遠鏡です。地上の望遠鏡とは異なり、地球の大気や天候の影響を受けずに宇宙の観測を行うことで、星雲や銀河の詳細な姿を写し出すことができます。その観測データは、さまざまな宇宙の謎を解き明かすための情報を天文学者に与えてきました。一方で、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した数々の美しい画像は長年にわたり一般の人々を魅了し続け、それまで手の届かなかった宇宙の存在を身近なものとして印象づけています。

本展では、「人類史上最も重要な科学装置の一つ」ともいわれるハッブル宇宙望遠鏡の象徴的イメージから最新画像まで、鑑賞性にも優れた天体写真を厳選してご紹介します。

(運営体制)
主催:富士フイルム株式会社
監修:渡部潤一〔国立天文台 副台長〕
協力:大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 国立天文台
後援:港区教育委員会
企画制作:クレヴィス
企画協力:岡本典明〔サイエンスライター〕


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2020年