故郷・北九州で開催している展覧会「祈り・藤原新也」展。美術館の冒頭に3mの巨大作品「蓮」が展示されています。この作品はインドネシア・バリ島の山中で撮影されたもので、早朝から半身を沼に浸けて待ち構え、花が開いた瞬間を写しました。「東の空にあかね色がさしはじめると、それに呼応するかのようにゆっくりと蓮の花弁が広がりはじめる。世界のはじまりは、こんなにも美しいのかと息をのむ」と藤原さんは文章を添えます。
生と死について、写真と言葉で伝え続けてきた藤原さん。番組では「死を想え、生を想う」撮りおろしの旅に出ます。半世紀のわたり世界を巡った旅人が見つめるものは何か。ぜひご覧ください

〈放送情報〉
「日曜美術館」
NHK Eテレ1・東京
10月16日（日）午前9:00～午前9:45　
番組ホームページはこちらから

〈展覧会情報〉
『祈り・藤原新也』展
会場：北九州市立美術館分館、北九州市立文学館
会期：開催中～11月6日（日）
休館日：月曜日（ただし、月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日が休館）

詳細および最新の開館情報はこちらを御覧ください。
・北九州市立美術館　https://kmma.jp/
・北九州市立文学館　https://www.kitakyushucity-bungakukan.jp/

〈関連書籍〉

藤原新也写真集『祈り』
価格：2,970円（税込）
サイズ：A5変型
ページ数：304ページ

名著『インド放浪』から50年。藤原新也がこれまで歩んできた道程と根底に流れる人への想いを「祈り」をテーマに、「ニンゲンは犬に食われるほど自由だ」など初期作からコロナ禍で撮影した最新作まで、200点超の写真と書下ろし文章を収載した集大成写真集です。
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