2021.11.16TOPICS

<ハッブル宇宙望遠鏡> エピソード4/5

Crevis Online Storeでの販売を開始した「宇宙グッズ」の中でも
「ハッブル宇宙望遠鏡」にまつわるエピソードをホームページで全5回にわたって紹介します。

4回目となる本日は、太陽系天体のうち、主にガスでできていることから「巨大ガス惑星」と呼ばれる木星と土星の画像を紹介します。
遠方の宇宙の観測に威力を発揮するハッブル宇宙望遠鏡ですが、宇宙規模でみればすぐそばといえる太陽系の天体の観測でも成果を上げてきました。
太陽系の八つの惑星では、地球よりも内側を水星と金星が公転し、外側を火星、木星、土星、天王星、海王星が公転しています。ハッブル宇宙望遠鏡では、水星や金星の観測は原則として行われません。地球の内側を公転するそれらの2惑星は太陽に近く、まぶしすぎる太陽の光が入り望遠鏡が故障することを避けるためです。

木星と衛星エウロパ
2020年8月25日にハッブル宇宙望遠鏡が撮影した木星の新しい画像です。左に写っているのは衛星エウロパ。木星の中央下に「大赤斑」と呼ばれる巨大な楕円模様がくっきり見えています。これは反時計回りに回転する高気圧性の渦で、地球が丸ごと入ってしまうほどの大きさです。

近赤外線観測による土星
1997年の2回目の保守ミッションで設置されたNICMOS(近赤外カメラ・多天体分光器)により1998年1月に撮影された土星の疑似カラー画像。ハッブル宇宙望遠鏡打ち上げ8周年の記念画像として1998年に公開されたものです。青はアンモニアの氷の結晶からなる雲の層、緑と黄は雲の層の上層にもやが発生している領域、赤とオレンジは雲が大気中高くまで到達していることを示しているそうです。

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写真集と併せて、この機会に是非ご覧くださいませ。

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