2021.11.11TOPICS

<ハッブル宇宙望遠鏡> エピソード3/5

Crevis Online Storeでの販売を開始した「宇宙グッズ」の中でも
「ハッブル宇宙望遠鏡」にまつわるエピソードをホームページで全5回にわたって紹介します。

3回目の本日は星の誕生と死に関わる星雲についてです。

星の輝きは永遠ではなく、恒星には一生があり、あるときに生まれ、やがて死を迎えます。夜空にぼんやりと輝く星雲は、宇宙に漂うガスや塵が集まったものです。星雲の中でもガスや塵が特に密集した場所で星は生まれます。ハッブル宇宙望遠鏡はさまざまな場所で、星が生まれつつある星雲を撮影してきました。
下の画像は大マゼラン銀河にあるタランチュラ星雲を近赤外線で捉えたものです。この星雲は近隣の宇宙で最も明るい星形成領域で、観測された中で最も大質量の星々が含まれています。可視光では塵の雲に埋もれて見えない新しく形成された星も、近赤外線なら見通すことができるのです。

星は質量によって、その最期の姿は異なります。今回はその一例を紹介します。太陽の8倍以上の質量を持つ星は「超新星爆発」を起こして一生を終えます。爆発によって吹き飛ばされた星の外層のガスや、周りにある星間物質などが、爆発の衝撃波で加熱され輝いたものを「超新星残骸」と呼びます。大爆発の激しさとは裏腹に、残される残骸は繊細な構造をしたものが多いのが特徴です。
次の画像は、はくちょう座の方向、2100光年の距離にある「はくちょう座ループ(網状星雲)」と呼ばれる超新星残骸の一部を捉えたもの。はくちょう座ループは、太陽の20 倍ほどの質量の星による超新星爆発の残骸で、最もよく知られている超新星残骸の一つです。

Crevis Online Storeでは、ハッブルがとらえた幻想的な星雲の姿をデザインした貴重なポストカード、クリアファイルを販売中!
写真集と併せて、この機会に是非ご覧くださいませ。

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