2026.07.10PUBLISHING
『大西成明写真集 生まれた時が死の始まり』
「卵子と精子の時代」(FRIDAY)と「老いを見つめる」(nippon.com)、
二つの好評連載が再編集され、装い新たに一冊の写真集として甦りました。
世界で一番美しい脳の写真集『ひよめき』や『ロマンティック・リハビリテーション』
『ホネホネたんけんたい』などで、生命や身体のヴィヴィッドなイメージを提起してきた
写真家・大西成明の最新写真集。生殖医療最前線と日本老人列島を巡り、
「生(性)と死」を見つめたフォトドキュメント。
私は、動物・植物・鉱物の生老病死を写しながら、いつも「細胞と宇宙」のことが気になっていた。
ならば、生老病死の「生」以前と「死」以後にどんな世界が広がっているのか、
そこを触ってみたかった。いわば「生老病死のあとさき」。
われわれの生命はどこからきてどのように生まれたのか、そして死ぬとどこへ行くのか。
「卵子と精子」の声に耳を傾け、死に臨む「老境」の夢現を漂うこと、
それが本書の目論見だったのだ。(「あとがき」より)
大西 成明(おおにし・なるあき)
1952年奈良県生まれ。写真家。
「生命」や「身体」をテーマにした写真を撮り続けている。動物の細部を生命記憶の視点からとらえた写真集『象の耳』、全国の病院を訪ね、現在の生老病死の姿を凝視したフォトドキュメント『病院の時代』や『ロマンティック・リハビリテーション』などがある。また同時に「脳」「骨」「皮膚」にも着目し、『ひよめき』では脳そのものの写真を、『ホネホネたんけんたい』をはじめとしたホネホネ三部作や写真集『骨肉』では人や動物のホネを撮影した。また『日本のムラージュ』では皮膚病蝋製模型標本を撮りながら、新しい身体イメージの構築を試みている。
- 3,960円(税込)
- サイズ:縦257×横182ミリ
- ページ数:264ページ
- ISBN:978-4-911003-56-5