2010.02.01PUBLISHING

『日本は森林資源大国!木材の利用が国土を守る!vol.1 ~都市に木造ビルがやってくる~』
天神良久

日本は世界でも有数な森林大国で、国土の約7割が森林であることは、多くの子供が小学校時代に習っているが、その森林を有効利用する時代がまさに到来した。

第1章では、「日本の森林状況の今」を説明するために「日本の木材を使用して元気な森林を取り戻す!」をタイトルとして解説した。日本の森林の内訳として人工林が約4割を占めていること、また、木は二酸化炭素を吸い酸素を吐き出す環境に良い資源であるが、人工林を放っておくと二酸化炭素の吸収力が減退する事実をご存じだろうか?
第2章から5章は、「(通称)都市の木造化推進法」2021年10月施行により「中高層木造ビル建設」の推進が始まっている現在、その事例として、銀座中央通りに出現した木造12 階建てビル「HULIC &New GINZA 8 :設計 竹中工務店 外装デザイン監修 隈研吾建築都市設計事務所」を筆頭に、話題の4つの建物を解説した。第6章では、ゼネコンにおける「木造利用、エンジニアリングウッド」の取り組みに関して、専門家による分担執筆をしている。

天神良久(てんじん よしひさ)
東洋大学 客員教授(大学院経済学研究科公民連帯専攻)
東洋大学PPP研究センターリサーチパートナー、一級建築士、認定ファシリティマネージャー、米国PMP(Project Management Professional)


  • 1,650円(税込)
  • サイズ:A5並製
  • ページ数:164ページ
  • ISBN:978-4-911003-30-5