2013.06.14EXHIBITIONS

よみがえる不朽の名作「オールカラー版 土門拳の古寺巡礼」

ニュープリントでよみがえる 不朽の名作
『古寺巡礼』は、戦前・戦中から寺々に通い詰めた土門拳が、改めて昭和30 年半ばから大型カメラでカラー撮影に挑んだライフワークです。

「すべて、お寺を対象とはしているが、抹香臭いお寺参りの本ではないつもりである。
これは飽くまでも、ひとりの日本人の、みずからの出自する民族と文化への再認識の書であり、愛惜の書であるつもりである」

土門が「まえがき」にこう記して『古寺巡礼』第一集(美術出版社)を発刊したのは、昭和38 年(1963)のこと。A3 判(約43×30cm)、自ら執筆、レイアウト、装丁も手がけた桐箱入りの写真集は、今から50 年前に定価2 万3000 円もした超豪華本でした。大卒の初任給が1 万円の時代です。
土門は『古寺巡礼』第三集を刊行した昭和43 年に2 度目の脳出血を発症し、約2 年の入院生活を送ることになります。しかし、写真への情熱はいささかも冷めることなく、最後は車椅子からの撮影となりながら第五集を完成させました。「すべて、ぼくの好きなものであり、ぼくが睨んでハット胸打たれたものばかり」という作品群です。
本展は12 年かけて刊行した『古寺巡礼』全五集より精選し、現代の最高の技術で大型作品をニュープリントしました。(全点カラープリント)

構成

主な構成と寺社
法隆寺
中宮寺
深大寺
飛鳥寺金堂
聖林寺
唐招提寺金堂
室生寺
平等院鳳凰堂
浄瑠璃寺金堂
三仏寺投入堂
中尊寺金色堂
三十三間堂

など

大型作品を含む、約120点


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