今森光彦展「自然と暮らす切り紙の世界」
ハサミ1本から生まれる生命。誰も見たことのない切り紙の世界!
豊かな里山環境の中、自然に寄り添いながら暮らす今森光彦氏。雑誌『家庭画報』で好評連載した「オーレリアンの庭」をはじめ、新刊『かくれんぼどうぶつえん』、『どうぶつ島たんけん』、『とんだ、とんだ』などから精選した最新の切り紙作品約200点を紹介します。今森氏のアトリエから生まれる鮮やかな切り紙作品の数々を、四季に寄り添うライフスタイルとともに是非ご堪能ください。自然を見つめる温かな眼差しから、様々なことを感じていただけるでしょう。
自然写真家今森光彦と切り紙
今森光彦氏は、幼い頃から“生きもの少年”として豊かな自然に親しみ、湖や川、田んぼや林で多くの時間を過ごしてきました。自然に寄り添うその暮らしは、大人になった現在でも変わることはなく、自ら田んぼや雑木林の手入れをしながら里山環境の一部となり、生活を続けています。
一方で、国内外で高い評価を得る自然写真家として、また、人と自然が見事に共生する「里山」をテーマに、独自の取材を続けています。その活動範囲は多岐に渡り、NHKハイビジョンスペシャル『映像詩・里山』の企画制作に携わるなど、ジャンルの垣根を自由に飛び越えて“人と自然の関係”を様々な角度から追い続けています。
今森光彦氏のもう一つの顔、それがペーパーカットです。2009年には、NHK教育テレビ『趣味悠々 里山へようこそ・今森光彦のすてきな切り紙』の講師をつとめ、一躍全国にペーパーカットアーティストとして知られるようになりました。今森氏のペーパーカットは、近年新たな展開を見せ、各方面から熱い注目を集めています。
本展では、四季の変化を身近に感じ、豊かな自然に寄り添いながら生活を続ける今森氏の暮らしの紹介とともに、精選されたペーパーカットの最新作品および写真作品約200点を展示します。美しさと繊細さ、優しさと力強さを増した作品群からは、自然と親しむことの根源的な喜びや安らぎを見つけていただけることでしょう。
生きものを愛してやまない今森光彦氏のアトリエから生まれる作品の数々を是非ご覧ください。
巡回一覧
2024年
- 4月13日(土)~ 6月9日(日)砺波市美術館
2021年
- 7月31日(土)~ 9月27日(月)パラミタミュージアム
- 5月22日(土)~ 7月9日(金)酒田市美術館
- 1月6日(水)~ 4月4日(日)姫路市書写の里・美術工芸館
2019年
- 7月13日(土)~ 9月1日(日)高梁市成羽美術館
2017年
- 7月13日(木)~ 10月9日(月)神戸ファッション美術館
2016年
- 4月17日(日)~ 6月26日(日)高崎市美術館
2015年
- 5月1日(金)~ 5月6日(水)日本橋三越本店
- 4月2日(木)~ 4月21日(火)美術館「えき」KYOTO