2020.04.04EXHIBITIONS

写真展「児島虎次郎 もうひとつの眼」

色彩とフォルムの探求者
西洋とエジプト美術の紹介者
虎次郎が捉えた百年前の世界
いまよみがえる写真表現

児島虎次郎は日本近代洋画の黎明期に印象派の先駆者として活躍し、クロード・モネの《睡蓮》、エル・グレコの《受胎告知》、ゴーギャンの《かぐわしき大地》など数々の西洋名画を買い付け、大原美術館の「大原コレクション」の礎を築いたことでも知られます。

20世紀初頭、絵画修行のためにフランスやベルギーを中心に約5年間滞欧。その後も2度にわたり渡欧し、ヨーロッパ各地やエジプトなど各所で見聞を広めました。進取の気質で写真術にも親しんでいた虎次郎が、その間に各地の風物や交流を深めた人々を写真に収めており、1世紀の歳月を経た現在では大変貴重な資料となっています。画家・児島虎次郎が「もうひとつの眼」で捉えた100年前の写真表現が、いまよみがえります。

児島虎次郎 Kojima Trajio

1881 年,岡山県川上郡下原村(現 高梁市成羽町)に生まれる。
1902 年、東京美術学校西洋画科に入学。勧業博覧会美術展に《なさけの庭》《里の水車》を出品。前者は一等賞を受賞し、宮内省買い上げとなる。
1908 年、渡欧。ベルギーのゲント美術アカデミーに入学。帰国後も1919 年から2 度にわたり渡欧し、モネ、エル・グレコ、マティスなどの作品を収集。大原美術館の礎をつくる。
1920 年、日本人として初めてサロン・ド・ラ・ソシエテ・ナショナル・デ・ボザールの正会員となる。
1929 年、病没。享年47。


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2020年